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日常思った事やイベント参加の感想を書いていくブログです

「バンブルビー」を観てきました ※ネタバレあり

3月21日(木)にバンブルビーを先行上映で観てきました。
観たのは4DX・吹き替え版です。
映画は大抵公開日か翌日に観に行くのですが
その週は予定が入ってて観に行けない…orz

 と思ってたら、近くの映画館で先行上映をやるのを知り
調度休日だったので観に行く事ができました。
以下、感想です。(ネタバレあり) 

 

  

【あらすじ】

サイバトロン星ではオートボットディセプティコンによる
トランスフォーマー同士の戦いが繰り広げられていた。
オートボットのリーダー・オプティマスプライムは仲間のB-127に
地球という星に向かい、他の仲間が地球に向かうための準備をするように命じる。

地球に到着したB-127だったが追っ手の襲撃を受け交戦、
撃退したものの意識を失ってしまう…。

機械を弄るのが好きな女の子・チャーリーは父親が亡くなってから
新しい家庭環境に馴染めずにいた。
ある日中古のフォルクスワーゲン・ビートルを引き取り修理するが、
それは記憶と声を失ったB-127だった。
チャーリーはB-127にバンブルビーと名付ける。

楽しい日々を過ごす2人だったが、
地球にはバンブルビーを追うディセプティコンもやって来るのだった…。

 

【感想】

個人的に実写版トランスフォーマーシリーズの中でも
上位に入る程おもしろかったです。
今回は1作目以前の出来事を描くスピンオフですが
今までの実写版シリーズと違い 

・銃撃戦や市街地戦も今までより抑えめ、

・出てくるTFのキャラクターも少ない
 (冒頭のサイバトロン星で沢山映っているけどそれっきり)、

・数十分後に地球が滅亡する危機もない
 (ディセプティコンが援軍を呼び寄せようとするのが
 危機に繋がるといえばそうだが)

と、今までのシリーズと比べて話のスケールは小さめになっています。

 一方で、登場TFをバンブルビー(と他数体)に絞った分、
TFの性格描写や会話が詳しく演出されていました。

作品を重ねるごとにTF達の性格描写や会話は増えてきましたが、
今までで一番丁寧だったかも。

人間側の主人公のチャーリーも父親を失って
新しい家庭環境に中々馴染めない女の子という
等身大に近いキャラクターで、感情移入ができました。

 加えて後述する80年代とG1へのリスペクトもあり、
G1に近い雰囲気の作風になっていると個人的に思いました。
なのでG1シリーズは好きな人や
今までの実写シリーズが馴染まなかったという人は
楽しめる作品になっていると思います。

 今までトランスフォーマーを観た事がない人でも
遠い星から来た異星人(バンブルビー)と地球人(チャーリー)の交流物語として
十分に楽しめる内容になっていました。

 また、本作は1作目以前の出来事ですが
今までの設定やストーリーと矛盾する点も多々あります。
しかし今までも矛盾するような後付設定がいっぱい出てきましたし、
新しい1本の映画としてあまり気にせず観た方が楽しめると思います。

あと吹き替え版だと「考えがある」とか「いい考えがある」ってセリフがちょこちょこ出て来たけど
偶々なのか狙った翻訳なのか。

 

【80年代とG1トランスフォーマーへのリスペクト】

本作の舞台は1987年。
TFが誕生した年代でもあります。
街の風景や走っている車も80年代のもので、
ロックなどの楽曲が多数流れるのも時代の空気を感じさせてくれます。
(私は80年代を過ごしてないけどな!)

楽曲に関しては、TFザ・ムービー※で使用された「The Touch」が流れたのには
びっくりしました。

 トランスフォーマーのデザインは今までの
メカエイリアンなデザインから打って変わって
G1に近い物ものになっています。

映画冒頭のサイバトロン星での戦闘シーンには
G1ファンお馴染みのキャラクターがいっぱい。

私が確認できたものは

オプティマスプライム(コンボイ)

バンブルビー

・ラチェット

・ブロウン(ゴング)

・アイアンハイド

ホイルジャック

・アーシー

サウンドウェーブ

ショックウェーブ(レーザーウェーブ)

・ラヴィッジ(ジャガー)

スタースクリームと同型2体(スカイワープサンダークラッカーか?)

ジェットロン後期組の1体

 (ラムジェットかダージかスラスト?、色がよく分からなかった)

見落としや忘れてるのがあればもっといたかもしれない。

演出面でもラヴィッジを射出するサウンドウェーブ
編隊を組んで飛ぶジェットロン
「ザ・ムービー」を思い起こすオプティマスの戦闘シーンなど、
知ってる人が見れば楽しいシーンが沢山ありました。

 

※TFザ・ムービー

 1986年に公開されたアニメーション映画。
 アニメ1作目(初代)と2作目(2010)を繋ぐ作品で、
 コンボイ(オプティマス)を初め多数のキャラクターの死や
 新キャラクターの登場・活躍が描かれた。

 

【キャラクター】

◇人間

チャーリー

 機械いじりが得意な女の子。
 中古のビートル(バンブルビー)を引き取った事でバンブルビーと出会います。
 大好きだったお父さんが亡くなってから
 新しい家庭環境が受け入れられずにいましたが
 最後は家族を受け入れる事ができるようになり
 前を向いて進めるようになったようです。

 

メモ

 チャーリーに好意を寄せてる男の子。
 バンブルビーを目撃してしまったことから
 チャーリーと仲良くなり、事件に巻き込まれていきます。
 ちょっと頼りないけど心優しい、いい奴でした。

 

チャーリーの家族

 ママのサリー、弟のオーティス、義父のロン、犬のコナンの3人と1匹。
 チャーリーが新しい家庭環境に心を閉ざしているため
 心を理解できてないようでしたが、
 最後はチャーリーを助けるために頑張ります。

 

◇TF

バンブルビー

 B-127。今回はG1でお馴染みのフォルクスワーゲン・ビートルに変身。
 (実写から入った人だとバンブルビー=カマロのイメージなのかな?)
 体格もG1版と同じくらいまで小柄になっています。

 今回の映画でバンブルビーという名前は
 チャーリーに名付けられたという事に。
 地球に着いてから記憶を失ったせいか
 チャーリーに怯えたり音楽やビデオに興味を持ったり
 家のリビングに忍び込んでグチャグチャにしたりと
 カワイイ・コミカルな面が見られます。
 でも戦う時は勇敢に戦います。 


 最後はカマロをスキャンし直してチャーリーとお別れします。
 オプティマスと合流した時に自分の名前をB-127ではなく
 チャーリーの声(記録音声)で
 「バンブルビー」と名乗ったのが強く印象に残りました。

 

ブリッツウイング

 地球に着いたばかりのバンブルビーを襲撃し
 音声回路を破壊してしまいます。
 しかし直後に反撃され死亡・・・って出番これだけかい!!

 カラーリングがスタースクリームっぽい事から予告が公開された時に
 スタスクと思う人もいた模様。というか私。
 最初はスタスクにするつもりだったけど死なせる訳にはいかないから、
 別のキャラになった・・・とかだったりしてね。(個人の想像です)

 

シャッター/ドロップキック

 本作の悪役。
 地球人に嘘をついてバンブルビーを探し出し、
 地球にディセプティコンの援軍を呼び寄せようとします。
 冷血な性格で政府の人間をだましたり人間を殺すときは躊躇なく殺したりと
 悪役度全開でした。

 それと今回1作目で登場した政府組織・セクター7も登場したのですが、
 セクター7がメガトロン捕まえてるって知ったら
 コイツ等どんな顔したんだろうか…。

 

クリフジャンパー

 日本では「血祭り発言」で有名なクリフ。
 今回はシャッター達に拷問された挙句真っ二つにされて
 殺害されてしまいます…。

 

オプティマスプライム

 オートボットのリーダー。
 今回はG1版にそっくりなデザインに。
 相変わらず頼れる感じの声だったり高い所から落ちたりと、
 みんなの知ってるコンボイ司令官に近いイメージかも。
 最後は地球に到着してG1版そっくりなトラックをスキャンしてました。

  

トランスフォーマー好きな人も知らない人も楽しめる映画でお勧めです。

あと、4DXが大丈夫な人はカーチェイスや爆発など
4DXならではのシーンがいっぱいあるので4DXでの観賞をお勧めします。