「シャザム！」の予告編を観て面白そうだったので公開当日に観てきました。
例によって感想を書きまとめましたので
※ネタバレ注意
【あらすじ】
ビリー・バットソンは何も特別な力を持たない普通の少年。
小さい頃カーニバルで母親と逸れてしまい孤児になり、
その後は里親に預けられては脱走する問題児になってしまった。
今度も新しいグループホームに里子として迎え入れられたが
中々馴染めない。
ある日、同じグループホームに暮らすフレディをいじめっ子から助ける中で
地下鉄車両に逃げ込むと、いつの間にか知らない洞窟に。
そこで怪しい魔術師(ホームレスじゃないぞ！(本人談))に
魔法の勇者に見いだされ、魔法の力を受け継ぐ。
力を受け継いだビリーは「シャザム！」と叫ぶ事で
赤いスーツと白いマントを身に付けたスーパーヒーロー「シャザム」に
変身できるようになった。
スーパーパワーを手に入れたビリーは悪漢やコンビニ強盗をぶっ飛ばしたり
フレディと一緒に能力をテストしたりと、
力を使って遊んで燥ぎまくる。
そんな中、シャザムの力を狙うDr.シヴァナが現れる。
彼も同じく魔術師に見いだされたが邪悪な力に手を伸ばしそうになり、
追い出された過去があった。
そして現在、シヴァナは魔術師が封印していた
邪悪な力ー七つの大罪ーを解き放ち取り込む事で超人となったのだ。
シャザムがいずれ自分の妨げになると知り、襲い掛かってくるシヴァナ。
果たしてビリー/シャザムはシヴァナを倒し
フレディ達「新しい家族」を守る事ができるのだろうか。
【感想】
映画館で予告を観てなんだか面白そうだったので観てきました。
内容は、家族をテーマに置きつつスーパーパワーを手に入れたビリーが
燥いで遊びまくるのと、そこから繰り広げられるアクションシーンを
楽しむ映画。
特にアクションの描写は超スピードで動いたり殴られて
凄い勢いで吹っ飛んでいくなど
漫画みたいに超極端(原作アメリカンコミックだけど)なのですが
それが観ていて楽しかったです。
力を手に入れてやることも
イジメっ子の車をぶっ壊したり、
学校サボってみたり、
稲妻を出してみたり、
通行人のスマホを充電してみたり、
自販機からジュースいっぱいだしてみたり、
大人のお店に入ってみたり、
力を使ってる様子をYoutubeにアップして金儲けしたりと、
やってる事は子供そのもの。
同時期に映画が公開された「見た目は子供、頭脳は大人」の某名探偵とは
対照的に「見た目は大人、中身は子供」ですね。
でも自分が子供で同じ力を手に入れたら絶対同じような事やってるよなー。
【テーマの家族について】
幼い頃母親に捨てられたビリーは何度も里親の元を抜け出し
本当の母親を探していました。
そして本当の母親と再会し、自分を捨てた理由と
もう一緒にいることが出来ない事を受け入れ
フレディ達を救うためにシヴァナとの戦いに向かいます。
ビリーにとって実の母親と再会して別れを告げるのは
前に進むための通過儀礼で、
その後シヴァナとの戦いに向かうのは
フレディ達＝新しい家族を守るためというビリーが人として成長し、
ヒーローになって前に進むためのターニングポイントになっています。
最後はみんなで協力してシヴァナを倒し、
新しい家族を手に入れる事ができました。
一方、悪役のシヴァナは幼い頃から見下されてきた父と兄を
自ら手にかけて復讐したものの、
最後はシャザムの力を手にしたビリー達に倒されてしまいます。
シヴァナがやった事は紛れもない悪事で悪い奴なのですが、
この家族ももう少しお互いを思いやっていたら
こんな事にはならなかったかもしれないですね。
というか、人を急に呼び出して試験を受けさせて
「お前はダメだ」と追い返してそれが原因で事故った後の
アフターフォローが何もない魔術師が1番の元凶な気が
するんですが・・・。
何人も呼び出してテストしてたみたいだけど
同じような被害者がどこかにもう1,2人いるかもしれない。
【その他】
他のDCコミックの作品と同じ世界観のようで
スーパーマンが受け止めた銃弾やバットラングのレプリカ、
スーパーマンとバットマンの人形などが出てきます。
EDでもコミック調のアニメでスーパーマンやバットマン、
ワンダーウーマン達が出てきてました。
続編を匂わす描写もあったし、続編や他の作品とクロスオーバーしたり
するのかな。
【まとめ】
先にも書きましたが、スーパーパワーを手に入れて燥ぐビリー達と
スーパーパワーから繰り広げられるアクションを楽しめる映画です。
頭を空っぽにして楽しめる映画を観たい方にはお勧めです。
