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日常思った事やイベント参加の感想を書いていくブログです

村上たかし先生のトークショー&サイン会に参加してきました

5月8日(日)、広島県の広島 蔦屋書店で漫画家・村上たかし先生のトークショー&サイン会が開催されました。
私、昔から村上先生の作品を読んでおり滅多に無い機会だと思い参加させて頂きました。

 

 

村上たかし先生について


知らない方も居られると思うので、村上たかし先生について簡単に紹介します。

村上たかし先生は大阪府出身の漫画家で、現在は広島県東広島市在住。

1985年 週刊ヤングジャンプにて「ナマケモノが見てた」でデビュー
2000年 「ぱじ」文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞
2008年から連載したストーリー漫画「星守る犬」は各方面で話題に。2011年には西田敏行さん主演で映画化される
2020年~2021年にかけてAIをテーマとした作品「ピノPINO」を連載

 

私が村上たかし先生を知った切っ掛けとか

 

私が村上先生を知った切っ掛けは、子供の頃「ナマケモノが見てた」を読んだ事です。
昔親が買っていた単行本を読んだのですが、子供ながら動物のウンチクとブラックジョーク・下ネタがいっぱいの作風が凄く印象に残りました。(念のため書いておきますが、貶す意図はございません)

その後何年も経って、偶々「星守る犬」という漫画を描いて話題になっている事を知りました。ギャグ漫画の「ナマケモノ~」とは打って変わって心を打たれるストーリー漫画を描かれていた事に凄く驚きました。

それ以降も心を打たれる作品や考えさせられる作品、感動する作品を多数描かれており、村上先生の事を注目しています。

トークショー&サイン会の様子

トークショーでは村上先生の紹介と「星守る犬」についてのお話から始まり、最新作「ピノPINO」や漫画の製作についてなどお話して下さいました。

ピノPINO」について登場人物の名前の由来や最初に考えていた終わり方など、知らない事ばかりだったので新鮮でした。舞台の街並み(スネークネスト)の雰囲気が「ブレードランナー」みたいだという話が出た時は「言われてみれば…」と思わされました。(私は「AKIRA」や「PSYCHO-PASS」を連想したけど、これらも元ネタ辿るとブレードランナーに行きつくよね。)

漫画の製作方法・環境や描き方についてもお話して頂けました。
私が印象に残ったのは線を書くときはフリーハンドで描かれているという事。家に帰って作品を見返すと確かにフリーハンドで描かれていて「なんで今まで気が付かなかったんだろう!」と、新鮮な気持ちで読むことができました。
あと木々や周囲に転がっているガラクタなど、背景の様子も細かく描かれている事にも改めて気付かされました。

トークショー後のサイン会では単行本にイラスト・サインを書いて頂きました。
子供の頃に「ナマケモノが見てた」を読んでいた事を話すと「よくないなぁ、教育に(笑)」と言いながらサインして下さいました。
この時、お話ししながら絵をスラスラと描かれていたので凄いなと思いました。

あと、イベントスタッフの方にも「私も昔「ナマケモノ~」読んでたんですよ」という方が居られて少し驚きました。そのスタッフさんも「ナマケモノ~」と「星守る犬」のギャップに驚かされたそうです。

感想

司会・スタッフの方の対応がとても丁寧で、村上先生も気さくに丁寧にお話しして下さり、終始アットホームな雰囲気のイベントでした。機会があれば、また参加させて頂きたいです。

村上先生、スタッフの皆様、素敵な時間をありがとうございました!
サインして頂いた本は大切にさせて頂きます!