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お気に入りの作品:仮面ライダーZO

お気に入りの作品紹介。今回は仮面ライダーシリーズから「仮面ライダーZO」を紹介したいと思います。「仮面ライダー誕生20周年記念作品」として作られた作品です。       

 

  

【あらすじ】

望月博士の実験で改造人間にされてしまった助手の麻生 勝は研究所を逃亡後、山の中で眠りについていた。

4年後、彼は謎の声により目を覚ます。

その頃、同じく望月博士によって作り出されたネオ生命体ドラスが望月博士の息子・宏を誘拐しようとしていた。

それを守るため、麻生は仮面ライダーZOになりドラスに立ち向かう。

 

【出会い】

私が小さい頃、ちょうどウルトラマン仮面ライダーのテレビシリーズが途絶えていた時期があり、その時は主に昔の作品をレンタルビデオで観ていました。

その中で凄く印象に残っていたのがこのZO。

短編映画の作品でザックリとしたストーリーや「ZOカッコよかった」という
雰囲気は覚えていたのですが、
大人になって観直してみると、すごくおもしろい作品でした。

 

【魅力は沢山の”カッコよさ"】

本作の魅力は、随所に詰め込まれたカッコよさだと思います。

まず仮面ライダーや怪人のデザインがカッコいいです。
ZOは余計な装飾の無いシンプルなデザインでカッコよく、
ドラスや怪人はクリーチャー的なデザイン・造形が怖くてカッコいい。
蜘蛛女やドラス本体は見たら泣き出す子供もいるかも。

 

ストーリーはネオ生命体ドラスから追われる少年・宏君を同じ技術で改造人間にされた主人公の麻生 勝=仮面ライダーZOが守るというお話で、
どことなくターミネーター2を思い出させます。

何かしら意識してたのだろうか。 

本作はアクションや演出も素晴らしいのですが、個人的にお気に入りなのが
バイクのシーン全般。

最初にZブリンガー(ZOのバイク)で壁をぶち破って登場するシーンや
宏君を助けにバイクで疾走しながらZOに変身するシーンなど、
どれもカッコよく描かれています。

大爆発する工場からZブリンガーで脱出するシーンは爆発の勢いもあって凄く迫力があります。(この時、よく見るとZブリンガーにガレキが引っかかってます)

 最後、宏君に革ジャンを渡してバイクで去ろうとする麻生に宏君が「お兄ちゃん!」「ライダー!!」と声をかけるシーンは絵の構図は勿論、主役の麻生 勝を演じた土門 廣さんが男前なのもあって凄く様になっています。

麻生 勝の「寡黙だけど強くて頼れるお兄さん」というキャラクターは全編通してとてもカッコいいです。

ここまで絶賛してきましたが、惜しむ箇所があるとすれば作品時間の短さ。他の映画(ダイレンジャーとジャンパーソン)と同時上映だったため短めの時間になっており、少し駆け足気味な部分や物足りなさを感じる箇所もあります。 

DVDに本編未使用シーンが収録されているのですが、そのシーンを使って是非ディレクターズカット版的なのを作って頂きたいです。

 

昭和ライダーで何か1作観てみたいな」という人は是非観て下さい。
短編映画ではありますが、短い時間の中に沢山の「カッコいい」が詰まっている作品です。