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日常思った事やイベント参加の感想を書いていくブログです

「劇場版仮面ライダーリバイス バトルファミリア」を観てきたので感想 ※ネタバレあり

 

前回の「劇場版ドンブラザーズ」の感想に続き、「劇場版仮面ライダーバイス バトルファミリア」の感想を書いていきます。
話の内容に触れているのと後半少し厳しめな感想を書いているのでご注意ください(なるべくマイルドに書くよう心掛けました)。

 

syumi-kibou.hatenablog.com

 

 

【リバイス劇場版】

今回の劇場版は時系列でギフを倒した後のお話(46話と47話の間)になります。
パパさんとママさんが乗った飛行機がハイジャックされ、救出に向かう五十嵐3兄妹。しかしそれは3人を誘き出す罠で…。

 

【よかった所】

 見応えあるアクションシーン

まず本作の見所ですが、アクションシーンが凄くよかったです。最初にエリア666に突入直後の戦闘シーンは色んなフォームに変身して戦っているのが見てて面白かったです。劇場版という事で爆発シーンも結構派手に行われていて、見応えがありました。個人的には仮面ライダーライブがバイクに乗って爆発バックにジャンプしてるシーンが印象に残りました。

そして今回の敵・アヅマを演じたのはケイン・コスギさん。アクションスターで過去には「カクレンジャー」「ウルトラマンパワード」に出演しており、今作でもアクションは健在。変身できなくなった一輝を追跡、追い詰めるシーンは圧巻でした。あと回想で忍者の恰好してたのは「カクレンジャー」オマージュなんでしょうか。

終盤の仮面ライダーリバイ(一輝)と仮面ライダーダイモン(アヅマ)の1対1の戦いは切れのあるアクションと爆発マシマシで見ていて迫力がありました。

 見たかったあの光景!

本作ではパパさんが再び仮面ライダーデストリームに変身。(撮影は映画の方が先だったようですが)。子供たちと並んで戦う場面はよかったですね。

そしてデッドマンズ3人が再結成。「エリア666のバリアを突破するためにオルテカに協力させる」という理由で3人揃えるのは上手い理由付けだなと思いました。初期に着ていたあの派手な衣装で登場したのがすごく懐かしかったです。
玉置くん(フリオ)は本編に先駆けてオーバーデモンズに変身するサプライズが。

ヒロミさんはデモンズには変身せず、弓矢で応戦。できれば変身して欲しかったけど体がボロボロになってるし、もう本編中じゃ変身しないのかね。

パパさんも一緒に戦う、デッドマンズ再結成など、「リバイス」を初期から見ている人にとっては懐かしかったり盛り上がるシーンが多々ありました。

 

【気になった所】

ここから気になった所です。

 仮面ライダー五十嵐の出番が少ない

今回の映画限定ライダー、仮面ライダー五十嵐。一輝たちが捕まってバイス達悪魔も敵に操られて大ピンチ。そんな時、ママさんの子を思う気持ちから生まれた悪魔によりサンダーゲイルバイスタンプが変化したフィフティゲイルバイスタンプを使用して3兄妹が合体した形態。

・・・と、ここまで書くと盛り上がるけど、活躍したのはこの時だけで後は登場せず。
伏線なく登場も唐突だし、何ならバイス達の洗脳が解除されて再び変身、反撃開始でも成立しちゃうんですよね。この後もう一度変身するとか、強敵を倒すために3兄妹の想いが一つになり合体!・・・とかなら納得できるし、より盛り上がったのですが。

 前日談を観てないと100%楽しめない

東映特撮ファンクラブ(以下TTFC)で前日談「Birth of Chimera」が配信されております。そこでアヅマの使用するキメラドライバーの出自やゲストキャラ、大谷 希望が物語に関わる経緯が描かれているのですが、両方観ないと100%楽しめないってのはどうかな…。「Birth of Chimera」自体は面白く、観ていると映画がより楽しめるのですが、できれば映画に組み込んで映画だけで完結するような内容にして欲しかったです(上映時間の関係もあるでしょうが)。
映画でも「こういう事があった」と説明があるのでストーリーは分かりますが、どうもTTFCに誘導したいためにこういう構成にしたのかな・・・と邪推してしまいます。
それかシナリオが長すぎるから映画と前日談で分割したのかもしれませんが。

他にも、近くにあったバスに乗って逃げる(放棄されてるのによく動いたね)、子供が生まれそうな妊婦さん乗せたままバスで逃亡・強行突破、新番組宣伝のため唐突に登場する仮面ライダーギーツ(バリアで侵入不可能な場所にどうやって入ってきたんですかね)など、「こういうシーンを入れたい・見せたい」という事を優先して作られてそうな場面があって、そこがスッキリしない感じがしました。

 商業都合を強く感じる場面が目立った

前述の気になった所、特に仮面ライダー五十嵐や前日談、ギーツについては「新しいバイスタンプ(おもちゃ)売りたい」「TTFC販促のために前日碑を作ろう」「テレビに先駆けて新ライダーを出そう」といった商業都合が強く感じられました。
特に同時上映のドンブラザーズが販促とか関係なくやりたい事を全力で貫いて作った作風だったので、余計にそう感じてしまいました(ドンブラも販促全く意識してない訳ではないでしょうが)。

映画限定ライダーや限定フォームが出るのは盛り上がりますし、映画限定アイテムが出るのもスポンサーが玩具メーカーバンダイ)だから分かるのですが、もうちょっと自然な感じの展開にならなかったのかな、と思いました。

【まとめ】

後半厳しめな感想を書きましたが、アクションシーンや爆発シーンは見応えがありました。テレビ本編のクライマックスに合わせて、ドンブラザーズと一緒に楽しんで観て欲しい作品です。