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日常思った事やイベント参加の感想を書いていくブログです

お気に入りの作品:ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー

前回のビーストウォーズに引き続き、今回は続編のビーストウォーズメタルスについて 書いていきます。若干ネタバレ入ってるから未見の人は注意。

 

 

 

【あらすじ】
エイリアンの惑星破壊兵器に特攻するがメガトロンの罠により脱出に失敗し、宇宙に散ったコンボイ

その直後、惑星破壊兵器が破壊された事でクォンタムサージと呼ばれるエネルギーが惑星エネルゴアに降り注ぐ。クォンタムサージを浴びたトランスフォーマー達は「トランスメタルス」と呼ばれる新たな姿にパワーアップした。

 

また、ライノックスが惑星破壊兵器の爆発から生じたトランスワープスペースからコンボイのスパークを回収、コンボイを復活させる事に成功する。

 

新たな力や戦士も加わり、サイバトロンとデストロンによるビーストウォーズは続いていく―。

 

 【帰ってきたぜ!】

コンボイが惑星破壊兵器に特攻して生死不明になるという衝撃の最終回で終わったCG版ビーストウォーズ

暫くして、続編のビーストウォーズメタルスが冬の劇場映画として公開される事が発表されました。

無印の総集編やビーストウォーズⅡの劇場版との同時上映、メタルスに登場するキャラクターの玩具が全国の映画館で販売されたりと大きな話題になりました(玩具は海外版パッケ―ジに日本語のシールを貼って販売されていました)。

でも当時子供だった身としては「CG版ビーストの続きが観れる」ってのが一番嬉しかったですね。

 

そして夏にもミクロマンスーパードール★リカちゃんと同時上映で映画公開され、その後テレビシリーズでも放送が開始されました。

無印はレンタルビデオで後追い視聴してましたが、メタルスはリアルタイムで視聴することができました。

 

コンボイやメガトロンを始め登場キャラクターの一部は新たな姿にパワーアップ。メカ動物になってビークルモード(ブースターや車輪を備えた移動特化モード)を備えたトランスメタルスや、半分動物半分サイボーグという外見のトランスメタルス2になりました。

 

見た目が機械的になってパワーアップしたのが伝わってきますが、「生身の動物が変身するのが魅力的だったのに魅力が落ちた」という人もいるのでここは好みが分かれるかもしれませんね。

 

玩具もビースト・ビークル・ロボットの3形態への変形や左右非対称のデザインなどが再現されており、ボディも「メタルス」らしくメッキ塗装が施されております。しかし変形モードが増えたりメッキ塗装が行われたためか価格帯も今までのシリーズより高額な物が多くなりました。(低価格帯の商品が少なくなったと言った方が正確かもしれない)

 

また、日本で後期に発売された商品群(トランスメタルス2)は出荷数が少なかったと言われており、中古市場でも高額で出回る数も少ないようです。海外で発売されながらも日本では未発売となった商品(多くがテレビ未登場のキャラクター)も多いです。

 

ビーストウォーズの商品復刻は何度か行われておりますがメタルスはあまり復刻の機会に恵まれておりませんので、何かのタイミングで復刻して欲しいものです。(このご時世だとメッキ塗装で価格が無茶苦茶高くなりそうですが…)

 

 

 【作風とパワーアップしたアドリブ】

ストーリーは無印最終回からの続きとなっており、登場キャラクターの死、エネルゴアが実は太古の地球であったという事実、そこに眠っている初代サイバトロン戦士(初代トランスフォーマーの登場人物達)を抹殺する事によるメガトロンの歴史改変計画など無印に比べて暗い話や難しい話も増えてきました。

 

しかしそこは日本語版ビースト、暗い雰囲気も何のその。

番組開始前の5秒CMやCM前アイキャッチ、次回予告後のスポンサー画面でも喋るようになり、旅番組や釣り番組のパロディ、ポ○モンの鳴き声風に次回予告をやる、「真面目にやったらビーストじゃないだろ!」という発言など前作に増して突っ込んだギャグやアドリブが増えてました。

 

タイトルも「やめます!」や「たいほだにゃ」「ドッカーン」とふざけた物が多くテレビの前の視聴者を全力で笑わせにきていました。やっぱりメインターゲットの子供に合わせて小難しい話や暗い雰囲気を払拭するためだったんだろうか。

 

また、今作では初代トランスフォーマーとの関わりも密接に描かれ初代に登場したジャガーがゲストキャラで登場したり地球で眠る初代(G1)コンボイ達が描かれたりと往年のファンにとって嬉しい描写も多くありました。

よく考えたらビーストがG1から未来の話という設定はもちろん、無印の時点でスタースクリームの幽霊やユニクロンのイメージを出したりと前振りのようなものはちゃんとあるんですよね。

 

この辺りの話は初代のストーリーや設定を知っている今見返してみると凄く面白い設定や展開になっていました。

 

【日本語版リミックス】

冬と夏の映画版は本来本編であった2話をそのまま使用しており、テレビ版では空いてしまった枠を日本独自のリミックスという話を製作して補っています。

そのリミックスというのが今までのお話の映像を繋ぎ合わせてアドリブ多めの脚本で話が進んでいくという物で、誰が呼んだか「公式MAD」。日本でのビーストウォーズ知名度が高い所以でもあります。

 

ひとつは中盤に行われた総集編「バナナをはどこだ?」。

コンボイの無くなったバナナをみんなで探すという話。今までの映像流用の都合もあり、パワードコンボイがメタルスコンボイに戻ってたりサイバトロン基地も前半使用していた宇宙船だったりするけど気にしてはいけない。

 

そしてもうひとつは日本版の最終話となっている「バナナを忘れた!」。

全ての戦いが終わってセイバートロン星に帰ろうとしたらコンボイが突然

 

「バナナの種を忘れた!」

 

と叫びエネルゴアに引き返すサイバトロン一行。

そこからサイバトロン・デストロン総出(本編で死亡したキャラクターもいる)で「伝説のバナナの種」争奪戦が始まり、最後はモノマネ大会で決着を着けることに・・・。

 

何書いてるか分からない人は実際に観て下さい。何一つ嘘は書いておりません。

それにしても自分で書いた概要を見ても凄いあらすじだ・・・。

 

【笑いは心のビタミンだ!(byメタルスダイノボット)】

無印以上にアドリブやギャグの増えたメタルスですが、無印に引き続き面白い作品です。無印と同じく動画配信がされていて視聴しやすい環境になっているので是非観てみて下さい。