仮面ライダー 令和・ジェネレーションを公開当日観てきました。
いつもみたいに感想書いてたけど 途中で止まってたので、何とか年が変わる前に完成させました。
※以降、ネタバレアリ
【あらすじ】
ある日、飛電或人が目を覚ますと世界の様子が変わっており人間をサポートするはずの人工人型ロボ・ヒューマギアが逆に世界を支配していた。
飛電インテリジェンスの社長も或人からヒューマギア・ウィルに変わっており、ウィルはアナザーゼロワンに変身して或人を襲う。或人はゼロワンに変身して戦うが敗北、ゼロワンドライバーを奪われてしまう。
一方、仮面ライダージオウとして戦っていた記憶を忘れて普通の高校生として生活していた常磐ソウゴとツクヨミ、ゲイツも学校でヒューマギアに襲われるがウォズに助けられ、失っていた記憶を取り戻す。ソウゴ達は自分達の記憶が戻ったのと世界が変わってしまったのは何者かによる歴史改変が原因と判断し、調査を開始する。
或人は生き残ったレジスタンスの元に身を寄せていたが、そこへもヒューマギアが襲撃してくる。或人はゼロワンに変わり仮面ライダー001(ゼロゼロワン)に変身して戦うが、体に負荷の掛かる変身とアナザーゼロワンの攻撃に窮地に立たされる。
そこへジオウ=ソウゴ達が現われ、或人達を助ける。
或人とソウゴ達は歴史改変の原因を探りに、改変が行われたと思われる2007年に向かう。
そこで待ち受けていた事実とは、そして敵の正体とはー。
【感想】
毎年恒例の仮面ライダーの冬映画。
冬映画は平成ジェネレーションズ(以下平ジェネ)、平ジェネFINAL、平ジェネFOREVERまでは現行と前作以外からも多数の客演がありました(特に平ジェネFOREVERは平成ライダー20人が大集合)が、今年は現行のゼロワンと前作のジオウのみ。
ストーリーはほぼゼロワンメインの内容でそこにジオウのメイン4名が絡んでくる感じでした。
登場人物がゼロワンのレギュラー陣とジオウのメイン4名に絞られている分、人物の行動や話の流れが分かりやすく、アクション・バトルシーンもゴチャゴチャしすぎず観やすかったです。
注目のポイントとしては
ゼロワン本編の過去で何があったか、
ヒューマギアが暴走したデイブレイクの原因が飛電の開発した人工衛星アークからの影響であることが明かされます。
本編では爆発事故でアークは打ち上げられませんでしたが、もし打ち上げられてたら映画みたいにヒューマギアが世界を乗っ取ってたわけですね。
タイムジャッカーやアナザーゼロワンの介入があったので正史と改変後の境目が明確でない個所もありますが、本編でどこまで反映されるか楽しみです。
あと改変された世界でのみんなの様子が面白かったですね。不破さんは相変わらずヒューマギアぶっ潰す言ってるし、唯亜さんが本編よりしっかりして頼りになりそうに見えました。
それと福添副社長の印象が変わりましたね。
本編では或人に嫌味を言う嫌な役ですが、あそこまで社長の事を慕って会社の事を考えていたら、そりゃ急にやってきた若造に社長を任すなんてできませんな・・・。
滅亡迅雷.netの滅と迅もいつもの恰好から一張羅のスーツ着た殺し屋みたいになっていました。滅がいつもぶら下げている刀も本編以上にしっかり使われておりました。
今回仮面ライダー1型となって或人の前に立ちはだかる父・其雄も単純に洗脳されたとかでなく、自分の意志で息子の壁となって立ちはだかるのもよかったですね。
変身する仮面ライダー1型もゼロワンのプロトタイプのようなデザインと仮面ライダー1号の旧1号のようなカラーリングがかっこよかったです。
あと終盤でゼロワンに変身する時にバッタくんがすごく元気にピョンピョン飛んでて本編もだけど敵に劣らず勝らず町を壊してそうで変な笑いが出ました。
次にジオウ組について。
アナザーゼロワン誕生の影響で記憶が戻りますが、今回はゼロワンメインでジオウ側はサポートする感じに。
かといって見せ場が無い訳ではなく冒頭の学校で逃げ回るシーンではしっかりアクションしてたし、レジスタンス本部の戦いでピンチの時に駆けつけたりと、いい意味でサポートをしていました。
そして観た人は思ったでしょうが相変わらずみんな強い。
特にツクヨミ、時間止めて敵に同士討ちさせるわ、変身後に両手からエネルギー弾撃つわ、アンタは一体何なんだ。(CV:鈴村健一)
そんなゲイツ、ツクヨミ、ウォズを相手にする滅と迅。
しかもゲイツとウォズはゲイツリバイブやギンガフォームにチェンジすらしてないという…。やっぱジオウ組強いね。
今回の敵についてですが、
アナザーゼロワンは生物的になったゼロワンって感じでかっこよかったし、
仮面ライダー1型については先述した通り。
そして公開直前まで伏せられていたアナザー1号。
タイムジャッカーのフィーニスが変身します。
フィーニスについてはキャラのバックボーンなどの詳しい説明が特に無かったのですが、ティードもだけどタイムジャッカー=歴史改変者の総称でいいのかしら。
「ゼロワンとジオウを共演させるための舞台装置」と
「仮面ライダー1号のアナザーライダーが登場!」というサプライズの役割が強かったのかも。
「ジオウは基本平成ライダーとしか絡んでないしゼロワンはまだ他の作品と殆んど絡んでないし仮面ライダー1号のアナザーライダーでいいの?」という気持ちも少しありましたが、平成から令和への時代の変わり目の時期で出すなら「始まりの仮面ライダー」を、という事で適役ではあったのかなと思いました。
贅沢言うなら最初は人型状態で出して最終決戦で本編で見せた下半身バイク形態に、とかがよかったかも。
ゼロワン本編に関わってきそうな要素が散りばめられており、ゼロワンとジオウの共演作という1本の作品としても話が分かりやすく観やすいのでお勧めです。