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日常思った事やイベント参加の感想を書いていくブログです

「仮面ライダーギーツ×仮面ライダーリバイス MOVIEバトルロワイヤル」を見てきたので感想 ※ネタバレあり

最近忙しかったり心に余裕が無かったりでブログ更新やプラモ作成が滞っております・・・。

さて、2022年12月に公開された「仮面ライダーギーツ×仮面ライダーバイス MOVIEバトルロワイヤル」。毎年恒例の仮面ライダー冬映画、公開日に見てきて感想書けてなかったので今更ですが書きます。見てから暫く時間が経っているのでザックリと書いていきます。

※ネタバレあり

 

 

 

<感想>

本作は前半で仮面ライダーバイスの最終回後の物語を描き、中盤からギーツの物語に合流させていく展開となっております。加えて仮面ライダー龍騎からもオリジナルキャストで龍騎、ナイト、王蛇、リュウガが登場し、盛り上がる展開が描かれました。

 

<リバイスパート>

五十嵐一家に新たに生まれた兄弟・幸四郎に宿る悪魔を狙って地球外生命体のバリデロとイザンギが襲来。攫われた幸四郎を取り戻すため五十嵐兄弟と仲間たちは戦うが・・・。

仮面ライダーバイスのテレビ版最終回後の物語として綺麗に収まったなと思いました。消滅したバイスをどうやって復活させるのか気になっていましたが、瀕死の重傷を負った一輝が夢の中で再び戦う意思を示した事でバイスが復活、最後はバリデロとイザンギを撃破するという流れはよかったです。登場ライダーもライブやエビル、ジャンヌだけでなくジュウガにアギレラ、そして何故かパワーアップしてたオーバーデモンズ(ゲットオーバーデモンズ)と盛りだくさんでした。

あと五十嵐一家が温泉旅行に行ってるのをみて、テレビ版で結婚記念日に家族温泉旅行してたのからもう1年以上たったのかと考えるとシミジミしたり…。
そういえばテレビ版の温泉旅行はカゲロウが大暴れ、劇場版ではパパさんママさんが旅行に乗った飛行機がハイジャックと、旅行に行く度戦闘に巻き込まれてるな、この一家。

 

<ギーツパート>

何者かに乗っ取られたデザイアグランプリ改めデザイアロワイアルに召集され、悪魔マラソンゲームに参加させれられる英寿たち。赤ちゃん悪魔(幸四郎の悪魔)をゴールまで運ぶマラソンゲームで妨害してくるのは悪魔を取り戻そうとするリバイスのライダー達。そこへ仮面ライダーナイト、王蛇、リュウガも加わって・・・。

まず映画公開時に本編で死亡した(事になっている)道長について「世界を書き換えた」事で整合性を取るのは上手いと思いました。

最初のマラソンゲームで敵として登場するのは赤ちゃん悪魔を取り戻しに来たリバイスのライダーに加えて、仮面ライダー龍騎のライダーたち。不気味な雰囲気のリュウガにベノスネーカーを呼んで不意打ちを食らわせる王蛇など、原作さながらの強さを見せつけられました。あと今回スシローがスポンサーのためスシロー店内で戦うシーンがあるのですが、リュウガのストライクベントで生の寿司が炙り焼きになってたのに笑わさせられました。

ギーツパートで登場する敵キャラはデザイアグランプリを乗っ取ったデザグラの元ゲームマスター・コラスと仮面ライダーシーカー。(鹿だからシーカーなのね)
シーカーの戦い方は壁を作って攻撃ガード、壊された壁から射撃攻撃とゲームの敵キャラみたいで見ていて面白かったです。

物語終盤はリバイス・ギーツ勢と龍騎勢(ナイト・王蛇・リュウガ)&シーカーの戦いに。終盤でライダーが揃って変身するシーンで荒ぶるミラーモンスターに少し笑いました。

そして満を持して龍騎が登場。活躍シーンは少なかったものの現在の映像技術で編集されたファイナルベントでリュウガを倒す場面はかっこよかったです。

乗っ取られたデザイアグランプリを取り戻すためコラスと戦うギロリさんが中々カッコよかったです。ただ人の家に飾ってる刀を取って戦うのは少し笑いましたが。
でもこの後ギロリさんがテレビ本編で退場して少し寂しくなったよ…。
どっかのゲームマスター兼神みたいに中盤で復帰する可能性もありますが。

戦いを終えた後、再びバイスが消滅してしまうのですが、戦いの勝者の英寿はデザイアグランプリの願いを叶える権利で一輝がバイスの事を忘れない事を願います。
ここでバイスが消滅しないという願いを叶える事もできたかもしれませんが、そこまでやるとリバイスの世界に介入しすぎになるので「一輝がバイスの事を忘れない」という結末はいい塩梅の展開だったと思いました。

そしてエンドロールが終わった後、「浮世英寿はこの時代の人間じゃない」という重要な事実が告げられて映画は終了しました。

 

<ちょこっと気になった所>

・シーカーの内面の描写が少な目

仮面ライダーシーカーに変身する轟戒 真の内面があまり描かれてなかったなと思いました。政治家の息子で元プロボクサー、父親の願いを叶えるためデザイアグランプリに参加し続けていた、など説明はあったけど本人の気持ちや内面的なものがあまり見られなかったので、その辺りをもう少し見たかったなと思いました。

 

龍騎のライダー達がどういう存在なのか不明

龍騎のライダーたちが呼ばれた理由付けの説明がありませんでした。
デザイアロワイアルを行うに当たり龍騎本編のライダーをコピーして妨害キャラにしたのかなと思ったらエンディングで真司と蓮が出てきて、まだ戦い続けてるようなセリフを言ってたし…。

龍騎20周年でギーツが「ライダー同士のバトルロワイヤル」という似た題材で出演したと言われればそれまでなのですが、何かしら設定の説明とかあればよかったなと思いました。(龍騎の登場事態は歓迎しております)

 

<まとめ>

バイスの後日談としてもリバイス・ギーツのクロスオーバーとしても見ていて楽しい作品になっていました。龍騎のライダーもオリキャスで出演という事で盛り上がりもあります。以上。