今年は新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれましたが 10月24日(土)・25日(日)に無事開催されました。
今年は大張 正己さんの個展や鉄血のオルフェンズ上映&トークショーなどが行われるという事で、 期待に胸を膨らませて参加してきました。
昨年:「フクヤマニメ2」 ラブライブ!応援上映と内田彩×天津向トークライブに参加してきました。
【大張正己個展「BRAVE WORKS」】
アニメーター大張 正己さんのイラストや原画、コンテを展示。
近年のガンダムシリーズ(鉄血のオルフェンズ、ビルドファイターズ、ビルドダイバーズRe:RISE)や勇者シリーズのイラスト・原画を中心に展示されていました。
特に原画は「これだけ細部まで描かれた絵を全部手で描いてるのは凄いな」と思いました。
"ビルドダイバーズRe:RISE"のOPコンテも展示されおりその横のモニタではOP映像が流されていました。
あと掲示されていた仕事内容の紹介で「ポプテピピックSP OPスーパーバリザー」がしっかり載ってて笑いました。
この日私が1番に楽しみにしてたのが
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ上映&トークショー」。
2部制で私は2部の方に参加。
2部は1話と48話の上映で、大きいスクリーンで観ると迫力があって楽しかったです。
映画館のスクリーンと音響で2期後半OP「Fighter」が流れたのが凄いよかった。
上映終了後はオルガ・イツカ役 細谷 佳正さん、"鉄血"プロデューサー 小川 正和さん、「SUNRISE BEYOND」取締役 羽原 信義さん、MC天津 向さんによるトークショーが行われました。
以下ザックリとした覚え書き
・最初は細谷さんが声優を目指すきっかけとなった"機動戦艦ナデシコ"について話されていました
友人にナデシコのビデオを貸してもらって、ワープの演出に興味を持ったり声優と言う職業を知る切っ掛けになったりされたそうです
絵コンテや演出を担当された羽原さんが居られるということもあってか、結構長い時間お話しされてました
・小川さん「25話(1期最終回)が終わって盛り上がってる中、半年後(2期の展開で)凄い怒られるんだろうなと思った」
「この頃は誰を殺すかまだ決まってなかった」
(「殺す」言う小川さんと細谷さんに「散るとかって言いなさい!」とツッこむ天津さん)
・正月特番で収録の様子を見学しに行った天津向さん
事前にその回(41話)のストーリーを知らされてなかったため泣いてしまい、それを見てスタッフさんが笑ってた
(この特番見たけど、たしかにスタッフさん達が笑ってた覚えが・・・)
この特番が放送された後ネットで「天津向、大袈裟すぎだろ」と叩かれたけど、その回が放映されたら「俺たちが悪かった」「よく耐えた」など同情の声が集まったそうです…(ちなみにその回はラフタが死亡する回)
・名瀬・タービンズ役の鳥海さん、いつも収録終わったら「お疲れ〜!」って感じで元気いいノリなのが、名瀬が死ぬ回の収録が終わった後どう振る舞ったらいいのか困ってた
・オルガが死ぬ48話の収録について
細谷さん「ドライな気持ちで臨んだ」
「その回の収録に行ったらライド役の田村 睦心さんがテーブルにティッシュ山盛りにして泣いててそれを見て不謹慎にも笑ってしまった」
・「オルガが死ぬことでこの作品は完成すると思った」(少し違う表現だったかもしれない)
・製作で一番きつかったのは2期やってる時の年末頃
展開についてスタッフで意見がぶつかりあったり脚本家がインフルエンザにかかったりと大変だった
・ガンダムシリーズの魅力について
・「手描きの作画」
・小川さん「"鉄血"の作画は"(ガンダム)00"と同じチームだけど、昔と比べると(年齢的に)作業がしんどくなってきた。それでも可能な限り続けていきたい」
・最終回のバルバトスの斬首シーンは大張 正己さんが「俺以外に描かせたくない」と言って手がけた。(個展でもこのシーンの原画が展示されてました↓)
(蛍光灯が映り込んじゃってますが)
・最後のお知らせ
・羽原さん「"SUNRISE BEYOND"でガンダム以外の新作を製作中」
「ゲームアプリの”鉄血のオルフェンズ ウルズハント”も引き続き製作中」
(トークショーの話を聴いた感じ、アフレコ収録の方が進んでない模様)
・小川さん「キャスト陣から"鉄血"の劇場版をやって欲しいと要望が出ている」
「細谷さんは「5〜6年以内に」と年数まで指定してきてる」
「他のガンダムシリーズとの兼ね合いもあるし"鉄血"だけ贔屓する訳にはいかないけど、1回監督や脚本さんと相談してみようかなと思ってる」
・細谷さん「(”鉄血”の劇場版について、願いを)言葉に出し続けるのは大切だな思いました(笑)」
・最後は細谷さんの「お前ら、止まるんじゃねえぞ!」の台詞で締め
他にも色々お話された事があったのですが、私が覚えて説明できる範囲で纏めました。
【感想】
色々貴重なお話を聴く事ができました。
終盤の展開についてスタッフ同士で意見がぶつかってたとかバルバトス斬首の作画とかのエピソードはインタビュー記事などで読んだことがありましたが、製作に携わった方の口から直接お話を聴くと改めて新鮮な気持ちで聴くことができました。
アフレコの話や作画の話などで「鉄血のオルフェンズ」は魂を込めて作られた作品なんだと感じました。
”鉄血”劇場版もすぐには難しいでしょうが、いつか製作されると信じております。
登壇頂いたゲストの皆さま、ありがとうございました!